料理をすることが好きな人や趣味にしている方は結構多いと思います。
そんな人が突然片麻痺になっていしまったら。楽しみが少し減ってしまいますよね。
ですが諦めるのはまだ早いかもしれません。
私の娘は生まれ持った脳性麻痺。右半身が麻痺しています。
娘が将来自立して生きていけるよう、日々試行錯誤しております。
今回は片麻痺で料理するための必需品。
片手用まな板を購入したので、レビューします。
事の発端は娘が通う小学校の宿題。
【それぞれ家庭でみそ汁を作ってくる事】
そんな宿題が出たのです。
こんなこともあろうかと、いつか使うだろうと買っておいた(放置してた)片手用まな板の出番です。

このありがたいまな板を制作してくださったのは【アビリティーズ・ケアネット(株)】様。
特長
説明書に書いてある特長を一部抜粋しました。
- 食材を釘に刺したり、コーナーエッジ(取り外し可)を使用して固定することで片手の調理がしやすくなるまな板
- 裏側4隅には滑り止めのゴム付きで、まな板がずれにくい
- 抗菌加工されたポリエチレン製で、乾きが早く清潔に使える
- 食器洗い機及び乾燥機が利用可能(耐熱温度90℃)
- 釘カバーが包丁立てとしても使える
手に持った感じはずっしりと重いです。ですがこの重さのおかげで滑りにくそうだと感じました。
滑り止めはしっかり効いているのでズレることはまず無さそうです。
個人的にこの包丁立ては結構いいなと思いました。
というのも実際に料理をしたとき包丁の置き場に困って、結構危ない位置に置いていたんですよね。(この下の動画を見ていただければわかります汗)麻痺があると手が当たって包丁も落としやすいので、この包丁立てがあれば安全な位置に包丁を置いておけます。
使用感【動画】
実際の使用感を動画にしたので見てみましょう。
どうですかね。
ショート動画に収めるために2倍速~5倍速にしています。なので実際はもっと時間がかかりますが、
それでも普通のまな板を利用するよりかなり早いんじゃないかと。
慣れればもっと早くできるようになると思います。
注意点
- 釘がしっかり鋭利なので食材によく刺さるが気をつけないと怪我をする
- 特に子供に使わせる場合は包丁+釘の危険セットなので要注意(洗った後乾くまで、釘むき出しで置いておくのも少し怖い)
- 2本の釘に刺して切ると固い食材は刃が通っていかない
あとは切離れ。バラバラと食材が離れていくと後でかき集めるのがちょっと面倒かなぁ。こういう些細な手間の積み重ねが料理のハードル上げていく。
これはこのまな板のせいじゃなく、片手で押さえることができないのでしょうがないですが。
できれば大根同士でくっついて固まっていてほしい・・・
これは麻痺関係なく、全主婦の悩みかな。
片麻痺の娘が利用してみた【動画】
実際に娘にも利用してもらいました。
料理自体を生れてはじめてするので(ダメ母)かなり時間がかかっています。
こちらは大体2倍速です。
はじめての経験なので、かなり危なっかしいですが、大目に見てください。
包丁をめちゃくちゃギコギコしとります(汗)
大き目の鍋に大根油揚げの味噌汁を作り、この後家族ですべて間食しました。
「自分で作るとほんとうにおいしい(´∀`*)」って。
めちゃくちゃわかるよーその気持ち。
本当に幸せな時間でした!本当に日々どんどん成長してっちゃうね!
結論
言わずもがな我が家としては買ってよかったという結論に至りました。
何もよりも一人でできたという事実が本人の自信につながったなと感じました。1番私が嬉しかったのは、娘がとっても満足そうだった事。これって麻痺の方には結構レアな事だと思うんですよね。
もっと工夫して生活して、この感覚がレアではなくなるようにしたいなと改めて思う日でした。
あと今度からは是非、料理を手伝ってくれ(笑)
助けてくれ!たのむ
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